赤丸の中にLoRa/3gのゲートウエイがあり大きな建家の先300mLoRa観測ノードが3台あります。1台の地上50cmにおいたノードの電波強度が落ちているのがわかりますがそれでも問題なく通信を続けています。
最近のコメント
表示できるコメントはありません。
左の箱に黒い太陽電池がついたほうが、3G通信モデル。右の白の箱で太陽電池がないのがLoRa観測モデルです。 計測間隔は同じで計測データ送信間隔が3Gが6時間毎、LoRaは10分毎です。3Gが一回の送信に平均100mA1.5分かかるのに比べLoRaでは20mA5秒程度と圧倒的にLoRaが省電力です。このため、単2x8本で長期(このセンサー構成で1年もつ計算です)
その他の違いはLoRaがゲートウエイが必要なのに3Gは単独に設置できるトコロです。
単独におきたいなら3G、広域で詳細に多地点を観測したいならLoRaの観測が有利です。
説明資料:190611_news_short_deliver(PDF2page)
今回のNewsは、短納期web観測システム近日リリースとシステムの信頼性と運用費用の話題です。
内容:
A.緊急水位Web観測に答える短納期(最短翌日出荷)近日リリース。
緊急を要する地すべりによる土砂ダムの水位観測などに最適です
B.斜面の観測が5年目に入り長期安定動作と運用費用
梅雨に向けて斜面観測システムの準備が忙しくブログ更新の間が開いてしまいました。
左が[手に乗るWeb観測点16チャンネルモデルに繋ぐ傾斜センサー9台の単体試験を行っている写真です。
実際にWeb観測の実試験まで事務所の中で全て試験できるのはとても効率的です。
現地ではセンサーとの接続を間違えない様に注意すれば計測はWebで確認できるので離れての技術サポートも楽です。 同じ計測情報を共有出来るので関係者一同、状況を直ぐに共有できます。
ロガーの様にデータを取得してからの様な時間遅れも手間がかかることもありません。
別のお客さんは観測の状況=機器の運手状況を電車の中でも確認できて便利といっていました。
広告ページ190509_u_water
LoRaの屋外観測を本格的に動かし始めて9ヶ月、センサーケーブルを動物に切られるトラブルもありましたがLoRa3ノードとゲートウエイ1台で安定動作を屋外で続けています。距離もゲートウエイとノードは300m離れていますが余裕で安定した通信を続けています。
動作も10分毎にモニタしています。観測ノードは内蔵の乾電池で1年動作する手間いらずのシステムとなっています。
LoRaで最も気に入っているのは長距離通信、2番目が省電力。
先ず、長距離通信ですが、高く見通しの良いところにゲートウエイ(左写真)が
置ければ実績7kmの通信も可能です。 工事現場や広い敷地の研究所ならゲートウエイを高い所において半径300~500mはたとえ建物にさえぎられても大丈夫な無線通信が確保できます。このため、Zigbeeの様に実質300m
でも建物に邪魔されると通信できないから電波の状況を気にする必要がありません。これが最も気に入っているLORAの強さです。
そして2番目の省電力ですが、左のLoRa/FOMA3Gゲートウエイでも10Wと小型の太陽電池で連続運転を7ヶ月以上続けています。そして肝心な観測ノードも1年内臓の単2乾電池で動作する確証が得られました。
Zigbeeでの観測システムを開発し、それがこのLoRaに生きている経験から
取り扱いやすさと省電力でこのLoRaプライベートのシステムをお勧めします。
おきやすい、手間がかからない、安定して長期に動くシステムは、屋外観測の質を高める革新的な観測です。