長距離無線通信LoRa観測: 電波衝突対策

上の中央がLoRa/3Gのゲートウエイでその他がAD4ch+DI2chの観測ができるノード8台です。

LoRaは弱い電波で長距離通信を可能にするため通信速度を犠牲にしています。左のシステムでは約100BpSのスピードで一回に最大40バイトの送信を行っています。 この他に送信が成功したかの確認や時刻合わせの通信も短いデータ長ですが行っています。

簡単に計算すると1回のデータ送信に5秒以上かかります。そしてこのシステムでは10分毎に全データを収集しますので約1分に5秒の通信時間がかかります。

不定期に各ノードが発信すると電波の発信時刻が衝突して送信に失敗する可能性が出てきます。 これを避けるため各観測ノードに別々の送信時間を割り当て通信の衝突が起こらないスムーズな通信を確保しています。

さらにこの送信時間が正確に維持できるようGWの時刻を基準として各ノードの時刻を時刻同期通信を行い合わせています。

この様に長距離通信を安定して実現する工夫をしています。

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