「手に乗るWeb観測点」でLoRaプライベートを利用しLoRaWanを使わない理由

「手に乗るWeb観測点」がLoRaWanでなくLoRaプライベート(独自通信)を使う理由は細かい制御でクラウドサーバーをとのやり取りで電力を使いたくなかったこととノードやGWの時間合わせや再送処理にクラウドサーバを使って複雑な処理にしたくなかったためです。

「手に乗るWeb観測点」は各観測ノードで観測したデータはGWを通してサーバにCSV形式のメールで送られますので観測ノードの観測にクラウドサーバが介在することはありません。これによってゲートウエイが常にサーバと接続してある必要がなくCSVデータの送信のみとなり、写真のように10Wの太陽電池で動くLoRa/3Gのゲートウエイトとなります。

GWとはメールを使ったインターフェースとなりますのでこの「手に乗るWeb観測点」設置場所に依存せずまとめて設置、移設が可能な多地点観測システムです。

どこでもまとめて設置・移設できることは、社内で組立、総合的に試験すればそのまま現地へ設置できる利便性をもっていることでもあります。 また、現地でトラブルが起こっても観測システムを社内に持ち込めば再現試験や修理が容易にできることでもあります。

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